2日午前10時現在の道のまとめによりますと、30日からの暴風などの影響で、美唄市の40代の男性が強風にあおられて屋根から転落して骨を折る大けがをしたほか、留萌市の80代の男性が強風にあおられて転倒し、軽いけがをしました。
また、釧路市や根室市、それに岩見沢市など9つの市と町の合わせて23棟の住宅で強風で屋根や壁がはがれるなどの被害が確認されています。
このほか釧路市や陸別町など10の市と町で、小屋など住宅以外の建物の一部が壊れる被害が26棟で確認されています。
気象台によりますと、発達中の低気圧の影響で道内では風が非常に強まっていて、2日正午までの最大瞬間風速は ▽えりも岬で午前11時19分に37.8メートル、 ▽増毛町で午前0時48分に30.3メートル、 ▽利尻町沓形で午前0時34分に28.9メートルを観測しました。 2日夕方にかけて日本海側と太平洋側では引き続き風が強く海は大しけとなる見込みで、最大瞬間風速は ▽日本海側と太平洋側の陸上と海上で35メートル、 ▽オホーツク海側の陸上で25メートル、海上で30メートルと予想されているほか、 波の高さも ▽日本海側と太平洋側で6メートルと予想されています。 また、日本海側では昼すぎにかけて雪も強まる見込みで、3日午前6時までの24時間に降る雪の量は、多いところで30センチと予想されています。 気象台は2日夕方にかけて、日本海側と太平洋側では暴風や高波に警戒するとともに、日本海側では猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響にも警戒するよう呼びかけています。
北海道 夕方まで暴風・高波 日本海側は猛吹雪に警戒を