市販の制汗スプレーやデオドラントスプレーから、基準値を超す発がん性物質のベンゼンが検出されたとして、独立系の研究機関がリコールを求める嘆願を11月に米食品医薬品局(FDA)に提出しました。検査は30ブランドの制汗スプレーやデオドラントスプレー108製品を対象に実施し、半数以上でベンゼンが検出されたとしています。
FDAによると、ベンゼンは「許容できない毒性」をもつ溶剤に分類され、医薬品や製品の製造に使うことが禁止されています。
しかし、FDAは「一時的」な措置として液体手指消毒剤にベンゼンの使用を認め、上限を2ppmとしました。
P&Gの「シークレットパウダーフレッシュ」からは平均で約16ppmが検出されました。