少数民族ロヒンギャの難民がミャンマーでの暴力を助長するヘイトスピーチの拡散を制御しなかったとして、フェイスブックの運営元に1500億ドルの損害賠償などを求めて集団提訴しました。
6日にカリフォルニア州の裁判所に提出された訴状によりますと、原告の女性はアメリカに住む1万人以上のロヒンギャを代表し、フェイスブックの運営元である「メタ」を相手に1500億ドル=およそ17兆円の損害賠償などを求めました。
ミャンマーでは2011年にフェイスブックの利用が始まって以来、ロヒンギャに対するヘイトスピーチなど暴力を扇動する投稿が広がったということです。
原告側は、フェイスブックが悪意のある表現を削除せず、拡散を防がなかったことで、ロヒンギャの大量虐殺を助長したと主張しました。