中国を
拠点とした
詐欺グループが
警視庁に
摘発され、
中国から
日本の70
代の
女性に
詐欺の
電話をかけ、キャッシュカードを
だまし取ったとして、サブリーダーとみられる
男が
逮捕されました。
警視庁は、
グループは50
人規模で、
被害額は
1億8000
万円にのぼるとみて、
解明を
進めています。
調べに対し
容疑を
否認しているということです。
逮捕されたのは、
中国を
拠点とした
詐欺グループのサブリーダーとみられる、
住所、
職業ともに
不詳の
西矢季広容疑者(44)です。
警視庁によりますと、去年3月、全国銀行協会の職員などになりすまし、名古屋市の70代の女性に「あなたのキャッシュカードが不正に使われそうになり、新しいカードを発行する必要がある」とうその電話をかけ、キャッシュカード3枚をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べで、西矢容疑者のグループが詐欺の電話をかけていたのは、中国・吉林省延吉にあるマンションの1室などで、17日、福岡空港に帰国したところを警視庁の捜査員が逮捕しました。
これまでに詐欺の電話をかける「かけ子」や現金を受け取る「受け子」など、13人が逮捕されていて、警視庁がグループ上層部への捜査を進めていました。
これまでの調べで、グループは50人規模で、「首魁」(しゅかい)と呼ばれるトップは、中国人の男で、SNS上で「カリスマ」と名乗っていたということです。
その下に西矢容疑者がサブリーダーとして「かけ子」のリクルートや管理を行っていたということです。
警視庁は、被害額は全国で1億8000万円にのぼるとみて、実態解明を進めています。
調べに対し、西矢容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。