大型の
台風17
号は
沖縄県に
最も接近しているとみられ、
猛烈な
風が
吹き、
海上は
猛烈なしけとなっています。
台風は22
日には
対馬海峡付近を
通過して
日本海を
北上すると
予想され、23
日にかけて
日本の
広い範囲で
雨が
降る見込みで、
沖縄県や
鹿児島県の
奄美地方では
暴風や
高波に
警戒するとともに、
台風の
進路にあたる
地域でも
早めの
対策をとるよう
心がけてください。
気象庁によりますと、
大型の
台風17
号は
午前7時には
沖縄県の
久米島の
南西100
キロの
海上を
1時間に25キロの
速さで
北北西へ
進んでいるとみられます。
中心の気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は35m、最大瞬間風速は50mで、中心から東側240キロ以内と西側170キロ以内では風速25m以上の暴風が吹いています。
台風は沖縄県に最も接近しているとみられ、
▽渡嘉敷島で午前5時前に47.7m、
▽南城市で午前5時半ごろに46.9m、
那覇市で午前4時前に41.1mの最大瞬間風速を観測しました。
台風はこのあと次第に進路を東寄りに変えながら22日夜に対馬海峡付近を通過したあと日本海を北上し、23日以降、勢力を保ったまま北陸から北日本に近づくおそれもあります。
沖縄県ではこのあと数時間は猛烈な風が吹き、台風が近づく鹿児島県の奄美地方や九州でも風が強まる見込みで、22日にかけての最大風速は沖縄と九州北部で30m、最大瞬間風速は45mに達すると予想されています。
沖縄県の海上では21日夕方にかけて波の高さが10mの猛烈なしけが続くほか、22日にかけては奄美地方と九州北部でも猛烈なしけとなり、九州南部や四国では大しけとなる見込みです。
台風の本体の発達した雨雲や前線の影響で、沖縄、九州、奄美地方、四国では局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
22日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽沖縄県で250ミリ、
▽奄美地方と九州で200ミリ、
▽四国で150ミリと予想され、さらに23日朝までの24時間には、
▽九州南部と四国で300~400ミリ、
▽九州北部で200~300ミリ、
▽奄美地方と中国地方で100~200ミリの雨量が予想されています。
台風の進路によっては23日にかけての連休中、日本の広い範囲に影響が出るおそれがあり、気象庁は沖縄県や奄美地方では暴風や高波に警戒するとともに、台風の進路にあたる地域でも早めに対策を取るよう呼びかけています。
台風15号で大きな被害が出た千葉県や伊豆諸島でも風や雨が断続的にやや強まるおそれがあり、復旧作業にあたる際などは注意が必要です。
80代女性 強風で転倒しけが
消防によりますと、20日午後5時すぎ、那覇市松尾で80代の女性が強風にあおられて転倒し、頭に軽いけがをしたということです。