防衛省によりますと、日本の領域への飛来はないものの、日本の排他的経済水域に落下した可能性があるということで、防衛省が情報の収集を続けています。
防衛省では、このあと幹部が集まって、飛しょう体の航跡や飛距離などについての分析を進めるとともに、対応を検討することにしています。
海上保安庁 航行警報出し船舶に注意呼びかけ
北朝鮮から飛しょう体が発射されたという情報を受けて、海上保安庁は午前7時すぎに航行警報を出して、船舶に対し注意して航行するとともに、落下物を発見した場合は近づかずに海上保安庁に通報するよう呼びかけています。海上保安庁によりますと、飛しょう体はすでに落下したとみられ、これまでのところ被害の情報は入っていないということです。
韓国メディア「北朝鮮が日本海に向けて飛しょう体発射」
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が2日朝早く、東部のウォンサン(元山)付近から、飛しょう体を日本海の方向に向けて発射したことを明らかにしました。韓国軍はアメリカ軍とともに詳しい情報の収集や分析を急いでいます。
米軍「情報収集中」
アメリカのインド太平洋軍はNHKの取材に対し、「何らかの飛しょう体が発射されたという報道は把握しており、現在、情報を収集しているところだ」と述べています。
北朝鮮 8月には5回 9月も1回発射を強行
北朝鮮は、ことし5月と7月にそれぞれ2度ずつ、8月には1か月の間に5度にわたって、短距離弾道ミサイルなどを相次いで発射したのに続いて、先月にも1度、発射を強行しています。