鋭い社会風刺画で
知られる
覆面アーティスト「バンクシー」の
油絵で、
EU離脱をめぐる
今のイギリスの
混迷ぶりを
予見したかのような
作品がオークションにかけられ、バンクシーの
作品としては
最高額となる
日本円で13
億円余りで
落札されました。
落札されたのは、鋭い社会風刺画で知られる覆面アーティスト、バンクシーが2009年に制作した油絵です。
横幅4メートルを超えるキャンバスに描かれたこの油絵は、イギリス議会そっくりの場所で、議員の代わりに大勢のチンパンジーが座って激しく議論する様子などが描写されていて、EU離脱をめぐる今のイギリスの混迷ぶりを予見したかのような作品だと受け止められています。
この作品が、イギリスのロンドンで3日、オークションにかけられ、およそ990万ポンド、日本円で13億円余りで落札され、バンクシーの作品としては最高額となりました。
これを受けてバンクシーは、SNSのインスタグラムで「自分の絵が今夜、最高額を記録したが、残念ながら、私は作品を持っていません」とコメントしています。