台風15
号で
大きな被害を
受けた
千葉県館山市では、
1か月が
たった今も
多くの
建物で
修理が
進んでいません。
住民からは
台風19
号の
接近によるさらなる
建物の
被害を
懸念する
声が
上がっています。
千葉県では、
1か月前の
台風15
号で、
8日の
時点で
3万4000
棟以上の
住宅が
被害を
受けたことが
分かっていますが、
現地では
業者の
不足などから
今も
多くの
住宅で
修理が
終わっていません。
八代健正さん(51)の母親が館山市布良で経営していた旅館では、1か月がたった今も、屋根は崩落したままになっています。
旅館は壁と屋根の大部分が吹き飛ばされたためブルーシートで覆うことも難しい状況で、たび重なる雨と潮風で壁は水分を吸って膨らみ、床にはカビも生えていて、状況は日々、悪化しているといいます。旅館の隣の住宅で1人暮らしをしていた八代さんの母親はこの家では生活ができず、避難生活を続けているということです。
こうした中、週末には台風19号が接近するおそれがあり、八代さんは「修復できていない建物に風が吹き込んで、家が飛ばされるのではないかと不安というより恐怖を感じている。自分たちではどうすることもできないので、途方に暮れています。ただ助けてという思いだけです」と話していました。