神戸市の
公立小学校で
複数の
教諭が
同僚をいじめていた
問題で、
被害を
受けた
男性教諭は「
加害者の
女性教諭が
児童の
前で
悪口を
言い、『
反抗して
学級をつぶしたれ』
などと
言っていた」と
訴えていたことが
分かりました。
学校は
教育委員会に
報告していなかったということで、
教育委員会はハラスメントへの
意識の
低さが
問題の
深刻化につながったとみて
実態の
把握を
急ぐことにしています。
神戸市の市立東須磨小学校では、30代の男性教諭3人と40代の女性教諭1人の合わせて4人が、20代の同僚の男性教諭に対し激辛のカレーを無理やり食べさせるなど悪質ないじめを繰り返していました。
この問題で、初めて会見した仁王美貴校長は謝罪したうえで、被害を受けた男性教諭は「女性教諭が児童の前で悪口を言い、『反抗しまくって学級をつぶしたれ』などと言っていた」と訴えていたことを明らかにしました。
さらに、女性教諭が児童に対して「あなたが嫌い」などと暴言を吐いたり、児童が座っていたいすを突然ひいて床に倒したりしたという訴えを保護者が学校に寄せていたと説明しました。これらについて学校側は最近まで教育委員会に報告していませんでした。
さらに、この小学校では去年、当時の校長からパワハラを受けたとか教諭からセクハラを受けたという内容の相談が市などに相次いでいたこともわかりました。
教育委員会は、学校内でのハラスメントへの意識の低さが問題の深刻化につながったとみてさらに調べるとともに、今後、すべての市立の小中学校などで緊急の調査を行い、実態の把握を急ぐことにしています。