北海道南部の
七飯町にある
湖、
大沼で、ことしのワカサギ
漁が
始まりました。
北海道駒ヶ岳のふもとに
ある大沼のワカサギ
漁は、
およそ90
年前にオホーツク
側の
網走湖から
卵が
持ち込まれたのを
きっかけに
始まりました。
ことしの漁は今月1日に解禁され、10日も地元の漁業者の対馬義明さんが午前4時半ごろから湖に仕掛けた13の定置網を順番に回りました。
9日は強風で漁ができませんでしたが、10日朝の大沼は晴れて風もなく、網を引き上げると、霧が立ちこめた湖面から3センチから6センチほどのワカサギが姿を見せていました。
多い日には1日に200キロ以上取れるということで、水揚げされたワカサギはつくだ煮などに加工されるということです。
漁業者の対馬義明さんは、「漁の初めでまだ小ぶりですが、これから大きくなって脂も乗ってほしいです」と話していました。
大沼のワカサギ漁は湖が凍る12月上旬まで続けられ、その後は、氷上のワカサギ釣りが楽しめます。