米プロバスケットボール(NBA)のシャーロット・ホーネッツが、コート上で子どもに「プレイステーション5(PS5)」をプレゼントする演出を行って後に回収していたことが発覚し、謝罪する羽目になった。
16日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦した際の出来事はX(旧ツイッター)に投稿され、450万回再生されている。
動画では、サンタクロースに扮したホーネッツのマスコット「ヒューゴ」がファンの男の子にプレイステーション5を手渡していた。男の子は驚きと喜びの表情を浮かべている。
ところがこの男の子のおじの親友だという投稿者によれば、その後、ホーネッツのスタッフがカメラから見えない場所で男の子からプレイステーションを回収し、代わりにユニホームを手渡したという。
男の子のおじのアレクセイ・フィリップスさんは地元メディアQCNの取材に対し、事前にホーネッツのスタッフから、男の子がコートで受け取るプレゼントを持ち帰ることはできないと耳打ちされていたと打ち明けた。
しかし13歳のおいのジャック君には、この情報が伝わっていなかった。
「この時はジャックがPS5をプレゼントされたとみんなが思って盛大に祝ってくれた」「ところがバックステージへ行くと、最初に私たちに目を付けた男がそれを取り上げにかかった。全員が冗談だと思った。まさか子どもからPS5を取り上げるなんて誰も考えもしないから」(フィリップスさん)
ホーネットはその後、この出来事について「的外れの演出」だったと述べ、「誤った判断とコミュニケーションの不手際があった。ターンオーバーだった」として謝罪した。
男の子には、あの晩持ち帰るはずだったPS5と、次の試合のVIP観戦を進呈すると約束している。