すしチェーンの「はま寿司」は、24日から全店で全体のおよそ5割のメニューで値上げすると発表しました。
値上げ幅は、一部の店舗を除いて、税抜きで10円から60円になるとしています。
コメの価格が高止まりしていることが理由としていて、「まぐろ」や「サーモン」など、1皿100円の一部のメニューの価格は据え置くものの、この規模の値上げは、ここ数年ではなかったということです。
一方、レストランチェーンの「デニーズ」も、24日から全店で税抜きで、ライスを40円値上げするほか、朝食やランチの時間帯のライスの増量を、これまでの無料から50円に有料化します。
農林水産省が発表した11月のコメの相対取引価格は、すべての銘柄の平均で去年の同じ月より57%上昇し、新米の流通が本格化したことし9月から3か月連続で最高値を更新しています。
コメの価格の大幅な値上がりを受けて、外食チェーンの間でメニューの値上げの動きが、さらに広がるかどうかが注目されます。