情勢が不安定化するアフガニスタンで大統領らが礼拝を行っていた大統領宮殿近くにロケット弾が撃ち込まれました。
現地メディアによりますと、20日午前、首都カブールにある大統領宮殿近くに少なくとも3発のロケット弾が撃ち込まれました。
けが人はいないとみられています。
当時、宮殿の敷地内ではイスラム教の祝日の礼拝が行われていて、ガニ大統領らが参列していました。
今回の攻撃に関する犯行声明などは今のところ確認されていません。
アフガニスタンでは駐留米軍の撤収が進むなか、反政府勢力「タリバン」が攻勢を強めています。
アフガニスタン政府とタリバンとの和平交渉も断続的に行われていますが、大きな進展は見られていません。
国内では「イスラム国」などの過激派組織も活動していて、不安定な情勢が続いています。