タイの動物園で飼われているゾウの膀胱(ぼうこう)から、重さ約1・7キロの結石が見つかったと、国立カセサート大学の獣医学部が発表しました。
同学部の2日の発表によると、今回結石が見つかったゾウは、長く南部のリゾート地・サムイ島で飼われ、最近バンコク近くの動物園に移った50歳の雌サイトン。尿が出なくなったため、同学部の診療所に運ばれ、診察を受けました。
その結果、同学部は結石の疑いがあると判断。3月30日に切開手術したところ、膀胱から直径十数センチの結石が見つかりました。結石はダチョウの卵ほどの大きさの楕円(だえん)形で、薄茶色でした。手術は獣医師ら10人がかりで、計6時間かかったということです。