ポーランドやチェコなど、ヨーロッパの東部や中部では、停滞する低気圧の影響で先週から大雨となり、各地で川の水があふれて住宅が水につかったり、橋が崩落したりしています。
このうち、ポーランドとの国境に近いチェコ東部の都市、オストラバからの映像では16日、住宅地が広い範囲で濁った水につかり、ヘリコプターで救助しているような様子が確認できます。
またオーストリアでは17日、住宅などが建ち並ぶ地区の一帯が水につかり、消防がボートで救助活動をしていました。
ロイター通信などによりますと、この大雨で亡くなった人はルーマニアをはじめ、ポーランド、オーストリア、それにチェコで、あわせて21人にのぼるということです。
被害を受けた地域では、水が引いたあとも大量の土砂やがれきが残され、撤去作業が行われる一方、広い範囲で停電や断水が続いていて、各国の政府が対応に追われています。