兵庫県の
斎藤知事がパワハラの
疑いなどで
告発された
問題で、
県議会は
全会一致で
知事の
不信任を
議決しました。
知事の
不信任議決は
今回で5
例目で、
斎藤知事は「
議会側の
重い選択で、
私にとっても
重いものなので
しっかり考えたい」と
述べ、
今後の
対応を
明言しませんでした。
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会の5つの会派すべてと無所属議員は19日、「県政に深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」として不信任決議案を提出しました。
そして採決の結果、決議案は全会一致で可決されました。
不信任の議決を受けて斎藤知事は「こうした状況になっていることで心配や不信を抱かせてしまい心から申し訳ないと思う」と述べました。
その上で議決を受けた対応については、県議会の解散も排除せずに検討する考えを示してきましたが19日は「大変重い議会側の選択で、私にとっても重い。覚悟と判断が必要なのでしっかり考えたい。表明するタイミングは、あらかじめお伝えしたい」と述べ、明言しませんでした。
一方、告発文書をめぐる一連の問題については「決議案が全会一致で可決されたという結果をもって私に責任がある。結果責任は重いと考えている」と述べました。
知事の不信任の議決は今回で5例目で、これまでの4件はいずれも知事がみずから辞職するか失職していて、議会を解散したケースはありません。
斎藤知事としては今月29日までに辞職・失職するか、県議会を解散するか、判断を迫られることから、引き続き知事の対応が焦点となります。