米国務省は9日、6月以降に中国人1000人以上のビザ(査証)を取り消したことを明らかにしました。
国務省は今回のビザ取り消しについて、米国の国家安全保障を守るためだと説明。「軍事力向上を目的に、米国内にいる中国人留学生や研究者を使って技術や知的財産、情報を窃取させる中国の能力に制限をかける」としています。
米国で学ぶ中国人留学生は推計36万9000人あまりに上ります。
中国政府はまだ今回の発表に反応していませんが、中国教育省は6月、中国人留学生を制限する米政府のあらゆる動きに「断固反対」すると表明。