テニスの全米オープンは12日、女子シングルス決勝が行われ、大坂なおみ(22)がベラルーシのビクトリア・アザレンカ(31)に逆転勝ちして、4大大会3度目の制覇を果たしました。
大坂は大会7試合目のこの日、事前に用意していた7枚のマスクのうち、最後の1枚を着けて登場しました。マスクには、警察の暴力による犠牲者の7人目として、2014年に警官に射殺された黒人少年、タミル・ライス君(当時12)の名前が入っていました。
決勝の序盤では、アザレンカがわずか26分間のうちに第1セットを6―1で先取しました。第2セットでは大坂が第3ゲームから反撃に出て6―3と奪い返し、第3セットに持ち込みました。
最終セットの熱戦を6―3で制して優勝を決めた大坂は、コートに寝転んで空を仰ぎました。