富山市が
新たなランド
マークとして
整備を
進めている、
つり橋の
設計業務を
巡り
市の58
歳の
建設部長が
事業計画の
公募に関する情報を
特定の
業者に
事前に
漏らした
などとして、
官製談合防止法違反の
疑いで
警察に
逮捕されました。
逮捕されたのは、富山市の建設部長、舟田安浩容疑者(58)です。
捜査関係者によりますと、舟田部長は富山市が市中心部の「呉羽丘陵」に整備を進めている全長124メートルのつり橋「フットパス橋りょう」の設計業務を巡り、市が平成31年に事業計画の提案を公募した際、特定の業者に公表前の市側のコンセプトや予算の上限にあたる提案限度額などに関する情報を漏らしたなどとして、官製談合防止法違反の疑いが持たれています。
当時、舟田部長は建設部の次長で、警察は24日朝、富山市内の自宅で任意同行を求め逮捕しました。
また、舟田部長から得た情報をもとに事業計画を応募し、5900万円余りの金額で落札したとして、いずれも東京に本社がある建設コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツ」と、デザイン会社「ジイケイ設計」の社員、合わせて2人についても公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕しました。
警察は、舟田部長が、この2社に落札させるために情報を漏らしたとみて捜査を進めています。