米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の株価は米国時間3日正午の時点で26%あまり急落し、時価総額にして2400億ドル(約27兆6000億円)近くを失いました。
2日の取引時間後に発表した決算が波乱含みの内容だったことを受け、株が売り込まれました。
メタは10~12月期の決算が珍しく減益で予想を下回る内容だったほか、中核の広告事業が相次ぐ逆風に見舞われている現状を説明しました。仮想空間「メタバース」への移行による損失の規模についても初めて明らかにしました。また、米国とカナダのデイリーアクティブユーザー数が前期比で小幅ながら減少したことも明らかにしました。
市場価値の大幅な減少は、メタの巨大さを改めて思い知らせる結果となりました。メタの時価総額の減少幅はいまや、大半の上場企業の時価総額を上回ります。