Japanese News: １日３杯のカフェイン摂取で心疾患リスクが低下　新研究

１日にち３杯ばいのカフェイン摂取せっしゅで心疾患しんしっかんリスクが低下ていか　新研究しんけんきゅう

Three cups of caffeine a day lowers risk of heart disease, new research

適度てきどな量りょうのカフェイン摂取せっしゅは、心代謝性多疾患併存しんたいしゃせいたしっかんへいぞん（ＣＭ）の発症はっしょうリスクの低下ていかと関連かんれんがあることが分わかった

Moderate caffeine intake was found to be associated with a lower risk of developing cardiometabolic multimorbidity (CM).

ジャーナル・オブ・クリニカル・エンドクリノロジー・アンド・メタボリズムに１７日にちに掲載けいさいされた研究けんきゅうで明あきらかになった

This was revealed in a study published on the 17th in the Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism.

適度てきどな量りょうは１日にち３杯程度ばいていどのコーヒーまたは紅茶こうちゃの摂取せっしゅと定義ていぎされる

Moderate intake is defined as around 3 cups of coffee or tea per day.

ＣＭとは、冠状動脈性心疾患かんじょうどうみゃくせいしんしっかん、脳卒中のうそっちゅう、２型糖尿病がたとうにょうびょうなど、少すくなくとも２つの心代謝性疾患しんたいしゃせいしっかんが併存へいそんする状態じょうたいを指さす

CM refers to a condition in which at least two cardiometabolic diseases coexist, such as coronary heart disease, stroke, and type 2 diabetes.

この研究けんきゅうの筆頭著者ひっとうちょしゃは「コーヒーとカフェインの摂取せっしゅは、ほぼすべてのＣＭの進行過程しんこうかていで重要じゅうような保護的役割ほごてきやくわりを果はてたす可能性かのうせいがある」と述のべた

”Coffee and caffeine intake may play an important protective role in the progression of almost all CMs,” said the study’s lead author.

研究者けんきゅうしゃらは約やく１８万人まんにんのデータを分析ぶんせき

Researchers analyzed data from about 180,000 people

対象者たいしょうしゃは当初とうしょ、心代謝性疾患しんたいしゃせいしっかんを患ねずらっていなかった

Subjects did not initially have cardiometabolic disease

データには参加者さんかしゃが自己申告じこしんこくしたコーヒー、紅茶こうちゃ、緑茶りょくちゃによるカフェイン摂取量せっしゅりょうと、病院記録びょういんきろくなどに基もとづく心代謝性疾患しんたいしゃせいしっかんの発症歴はっしょうれきが含ふくまれていた

Data included participants’ self-reported caffeine intake from coffee, black and green tea, and history of cardiometabolic disease based on hospital records.

カフェインの適量摂取者てきりょうせっしゅしゃは、心代謝性多疾患併存しんたいしゃせいたしっかんへいそんの新規発症しんきはっしょうリスクが低ひくかった

People who consumed moderate amounts of caffeine had a lower risk of new onset of cardiometabolic multimorbidity.

カフェインを全まったく摂取せっしゅしない人ひとや１杯未満ばいみまんの人ひとと比較ひかくして、１日にち３杯摂取ばいせっしゅした場合ばあいはリスクが４８．１％、１日にち２００～３００ミリグラム摂取せっしゅした場合ばあいは４０．７％低下ていかした

カリフォルニア大学だいがくサンフランシスコ校こうの医学教授いがくきょうじゅグレゴリー・マーカス氏しは、この研究けんきゅうはサンプル数すうが多おおく、複数ふくすうのバイオマーカーを使用しようして研究結果けんきゅうけっかを裏付うらづけているため、カフェインが心臓しんぞうの健康けんこうに及およぼす影響えいきょうについて説得力せっとくりょくがあると述のべた

同氏どうしはこの研究けんきゅうには関かかわっていない

一方いっぽうでマーカス氏しは、この研究けんきゅうについて観察研究かんさつけんきゅうであるため、カフェインと心臓しんぞうの健康けんこうのつながりを示しめすことしかできないと述のべ、心臓しんぞうの健康状態けんこうじょうたいが改善かいぜんした要因よういんは別べつにある可能性かのうせいがあると指摘してきした

「たとえば、これらを摂取せっしゅする可能性かのうせいが高たかい人ひとは、より健康的けんこうてきな食事しょくじをしたり、より身体的しんたいてきに活動的かつどうてきだったりする傾向けいこうがあるかもしれない」（マーカス氏し）

またこの研究けんきゅうでは、炭酸飲料たんさんいんりょうやエナジードリンクに含ふくまれるカフェインの影響えいきょうも考慮こうりょされていないため、これらも肯定的こうていてきな効果こうかがあるかどうかは分わからないという