これは、まふゆの とても とても さむい おおみそかの よるの おはなしです。
これは、まふゆの とても とても さむい おおみそかの よるの おはなしです。
マッチ、いかがですかー?
マッチ、いりませんか? よくもえる マッチですよー、どうですかー?
一人の 少女が いっしょうけんめい マッチを うって いました。
しかし、少女の ことを 気にかける人は だれも いません。
ねぇ、おじさん、マッチは、どうですか? いい マッチなんですよ。
とっても よく もえる マッチなんです! 一つだけでも かって もらえませんか?
うるさい子だな! わたしは、いそがしいんだ! じゃましないで くれよ!
おじさんに おこられて 少女は おちこんで しまいました。
でも、すぐ 元気を とりもどし、 マッチを うり はじめました。
マッチ、いかがですかー? よく もえる いい マッチですよ〜! いかがですか?
少女は、マッチを うり つづけました。
マッチ、どうですかー? よくもえる いい マッチですよ〜!
マッチ、いかがですか? マッチ、どうですかー?
さんざん あるき まわりましたが、 マッチは ちっとも うれません。
そこには、たのしそうに ゆうしょくを かこむ かぞくが いました。
少女は、しばらく、その まどから はなれられませんでした。
少女は おもいました。
“わたしも・・・かぞくと あんな ゆうしょくが したいなぁ・・・”と・・・
しかし、それは ぜったいに かなわない ねがいでした。
そのときです!
馬車が ものすごい 早さで 少女の ほうへ はしって きました。
くつ!
わたしのくつ、どこぉ?
たいへんです。
馬車を よけた とき、少女の くつが どこかへ いって しまいました。
わたしの くつーーっ !!!
よるも おそくなり、ゆきは、 さらに はげしく なって きました。
こんな おおみそかの ばんに マッチなんて、
だれも、見むきも して くれない・・・・ どうしよう・・・・・
うらずにかえったら、
よっぱらいの おとうさんに ぶたれて しまうし・・・・。
このままだと、 さむさで こごえじんしゃう・・・。
あっ! そうだわ!
少女は、マッチの はいっている かごに 手を のばしました。
マッチで 火を つければ 少しは あたたかく なるかも しれないわ・・・。
あかるいなぁ・・・・
あったかぁ〜〜〜い!
きえちゃっった・・・・
少女が、火を見て うっとりしている そのとき、 きせきが おきました。
なんと 少女の まえに
あたたかい だんろの ある へやが あらわれたのです
あたたかそう・・・・
あったかぁ〜〜い!!
でも きせきは、ながく つづきませんでした。
火をつけなきゃ・・・・
すてきな チーズ! わたしの だいこうぶつよっ!
そこには、もう しんで しまって このよには いない
少女の おばあさんがいました。
おばあさんは、生きて いた ころと おなじように やさしく ほほえみました。
こっちへ おいで・・・
おばあさん・・・
おばあさ〜〜〜ん!!
おばあさんはね、いつも いつも 天国で あなたの ことを 見まもって いたのよ・・・
おばあさんも?
わたしもね、つらいとき、 くるしいとき、かなしいとき・・・
いつも おばあさんの こと おもいだして いたわ!!
うれしいわね・・・ いままで・・・つらかったろう?
でも、もう、くるしまなくて だいじょうぶだよ・・・。
これからは、ずっと、ずっと、 いっしょだからね・・・・。
ほんとうに? うれしい・・・・
さぁ、それじゃぁ、いきましょうか?
少女と おばあさんは、 よろこびに つつまれ、
ひかりの かたまりと なって 天たかく のぼって いきました。
二人の むかったばしょ・・・
そこは、さむくもなく、 おなかが すく こともなく、つらい ことも くるしい ことも ない せかいでした
年が あけて あさに なりました。
きょうかいの まえには、 人だかりが できて います。
そこには、少女が たおれて いました。
だれ 一人 この 少女が どんなに うつくしく ひかり かがやいた
すばらしい おおみそかを すごして いたか、 しる人は、いませんでした。
少女は、天国に いったのでした。
これは、まふゆの とても とても さむい おおみそかの よるの おはなしです。
ふゆの
とても
さむい
はなし
マッチ、いかがですかー?
いかが
マッチ
マッチ、いりませんか? よくもえる マッチですよー、どうですかー?
もえる
マッチ
一人の 少女が いっしょうけんめい マッチを うって いました。
少女
人
けんめい
一
マッチ
いっする
しかし、少女の ことを 気にかける人は だれも いません。
かける
気
少女
人
しかし
ねぇ、おじさん、マッチは、どうですか? いい マッチなんですよ。
おじさん
マッチ
とっても よく もえる マッチなんです! 一つだけでも かって もらえませんか?
とっても
もえる
一つ
マッチ
もらえる
うるさい子だな! わたしは、いそがしいんだ! じゃましないで くれよ!
くれる
子
じゃま
うるさい
いそがしい
わたし
おじさんに おこられて 少女は おちこんで しまいました。
おこる
しまう
少女
おじさん
おちこむ
でも、すぐ 元気を とりもどし、 マッチを うり はじめました。
はじめる
とりもどす
元気
マッチ
マッチ、いかがですかー? よく もえる いい マッチですよ〜! いかがですか?
もえる
いかが
マッチ
少女は、マッチを うり つづけました。
つづける
少女
マッチ
マッチ、どうですかー? よくもえる いい マッチですよ〜!
もえる
マッチ
マッチ、いかがですか? マッチ、どうですかー?
いかが
マッチ
さんざん あるき まわりましたが、 マッチは ちっとも うれません。
ちっとも
まわる
うれる
あるく
マッチ
さんざん
そこには、たのしそうに ゆうしょくを かこむ かぞくが いました。
かこむ
しょく
たのしい
少女は、しばらく、その まどから はなれられませんでした。
しばらく
なれる
少女
まどか
られる
少女は おもいました。
おもう
少女
“わたしも・・・かぞくと あんな ゆうしょくが したいなぁ・・・”と・・・
あんな
しょく
わたし
しかし、それは ぜったいに かなわない ねがいでした。
ねがう
かなう
しかし
ぜったいに
そのときです!
馬車が ものすごい 早さで 少女の ほうへ はしって きました。
少女
ものすごい
はしる
早い
馬車
くつ!
わたしのくつ、どこぉ?
わたし
たいへんです。
たいへん
馬車を よけた とき、少女の くつが どこかへ いって しまいました。
しまう
少女
馬車
わたしの くつーーっ !!!
わたし
よるも おそくなり、ゆきは、 さらに はげしく なって きました。
はげしい
さらに
おそい
こんな おおみそかの ばんに マッチなんて、
こんな
マッチ
なんて
だれも、見むきも して くれない・・・・ どうしよう・・・・・
くれる
見る
うらずにかえったら、
かえる
よっぱらいの おとうさんに ぶたれて しまうし・・・・。
しまう
おとうさん
よっぱらう
このままだと、 さむさで こごえじんしゃう・・・。
こごえる
さむい
あっ! そうだわ!
少女は、マッチの はいっている かごに 手を のばしました。
のばす
少女
はいる
手
マッチ
マッチで 火を つければ 少しは あたたかく なるかも しれないわ・・・。
つける
火
あたたかい
少し
マッチ
しれる
あかるいなぁ・・・・
あかるい
あったかぁ〜〜〜い!
きえちゃっった・・・・
きえる
ちゃう
少女が、火を見て うっとりしている そのとき、 きせきが おきました。
火
見る
少女
きせる
うっとり
なんと 少女の まえに
まえる
少女
なんと
あたたかい だんろの ある へやが あらわれたのです
あらわれる
あたたかい
あたたかそう・・・・
あたたかい
あったかぁ〜〜い!!
でも きせきは、ながく つづきませんでした。
つづく
きせる
ながい
火をつけなきゃ・・・・
つける
火
すてきな チーズ! わたしの だいこうぶつよっ!
すてき
チーズ
わたし
そこには、もう しんで しまって このよには いない
しまう
少女の おばあさんがいました。
少女
おばあさん
おばあさんは、生きて いた ころと おなじように やさしく ほほえみました。
生きる
やさしい
ほほえむ
おばあさん
おなじ
こっちへ おいで・・・
こっち
おいで
おばあさん・・・
おばあさん
おばあさ〜〜〜ん!!
おばあさんはね、いつも いつも 天国で あなたの ことを 見まもって いたのよ・・・
見る
いつも
まもる
はねる
天国
あなた
おばあさん
おばあさんも?
おばあさん
わたしもね、つらいとき、 くるしいとき、かなしいとき・・・
かなしい
くるしい
つらい
わたし
いつも おばあさんの こと おもいだして いたわ!!
おもいだす
いつも
おばあさん
うれしいわね・・・ いままで・・・つらかったろう?
うれしい
つらい
でも、もう、くるしまなくて だいじょうぶだよ・・・。
くるしむ
だいじょうぶ
これからは、ずっと、ずっと、 いっしょだからね・・・・。
これから
ずっと
いっしょ
ほんとうに? うれしい・・・・
うれしい
ほんとう
さぁ、それじゃぁ、いきましょうか?
じゃぁ
少女と おばあさんは、 よろこびに つつまれ、
つつむ
よろこぶ
少女
おばあさん
ひかりの かたまりと なって 天たかく のぼって いきました。
ひかり
のぼる
かたまる
天
たかい
二人の むかったばしょ・・・
むかう
人
二
そこは、さむくもなく、 おなかが すく こともなく、つらい ことも くるしい ことも ない せかいでした
おなか
くるしい
つらい
さむい
年が あけて あさに なりました。
あける
あさい
年
きょうかいの まえには、 人だかりが できて います。
まえる
きょう
できる
人だかり
そこには、少女が たおれて いました。
たおれる
少女
だれ 一人 この 少女が どんなに うつくしく ひかり かがやいた
うつくしい
ひかり
どんなに
かがやく
少女
人
一
すばらしい おおみそかを すごして いたか、 しる人は、いませんでした。
しるい
すばらしい
すごす
人
少女は、天国に いったのでした。
少女
天国
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