警察によりますと、逮捕されたのは、久喜市鷲宮3丁目に住む小林等容疑者(58)で、父親とみられる遺体を自宅に放置したとして、死体遺棄の疑いが持たれています。
5日、新聞配達員から「新聞がたまっている住宅がある」という情報が寄せられ、警察がこの家を調べたところ、2階の部屋から男性の遺体が見つかったということです。
警察がこの家に住んでいた容疑者から話を聞いたところ、「父親が亡くなって気が動転して、そのままにして家を離れた」などと話し、遺体を放置したことを認めたため、逮捕しました。
遺体には目立った外傷はないものの、亡くなってからかなりの時間がたっているということで、警察は、遺体は80代の父親と見て調べています。
また、この住宅の1階の部屋からは女性の遺体も見つかっていて、容疑者の話から80代の母親と見られるということです。
女性の遺体にも目立った外傷はないということで警察は、遺体の身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。