アフガニスタンの
首都カブールで
日本時間の
21日未明、
外国人も
利用するホテルを
武装グループが
襲撃して、
治安部隊との
間で
銃撃戦となりましたが
鎮圧され、これまでに
少なくとも
6人が
死亡、
10人がけがをしました。アフガニスタンの
首都カブールで、
日本時間の
21日午前2時前(
現地時間20日午後9時すぎ)、
武装グループが「インターコンチネンタルホテル」を
襲撃し、ホテル
内に
立てこもって
治安部隊との
間で
銃撃戦となり、およそ
12時間後に
鎮圧されました。
アフガニスタン内務省によりますと、武装グループは当初、男4人と見られていましたが、治安部隊による捜索の結果、3人と判明し、銃撃戦や自爆によっていずれも死亡したということです。
この襲撃で、これまでに外国人女性1人を含む少なくとも6人が死亡したほか、10人がけがをしました。また、宿泊客や結婚式の出席者などが一時、ホテル内に閉じ込められ、治安部隊が救出にあたった結果、これまでにおよそ130人が救出されたということです。
カブールにある日本大使館によりますと、現地で在留届を出している日本人はすべて無事が確認されました。
このホテルは外国人の利用も多く、2011年には反政府武装勢力タリバンの襲撃を受けて宿泊客や従業員など12人が死亡しています。
現地のアメリカ大使館は、過激派組織がカブールのホテルなどを狙った襲撃を計画しているという情報があるとして、今月18日に警戒を呼びかけていましたが、今回の襲撃との関連はわかっていません。
一方、ホテルの関係者によりますと、このホテルでは、これまで警察が警備を担当していましたが、「安全対策を強化するため」として今月から民間の警備会社に変更され、ホテルの訪問者に対する身体検査などが強化されていました。アフガニスタン政府は、厳重な警備態勢の中、武装グルーブがなぜホテルに侵入することができたのか詳しく調べることにしています。