23日噴火が
発生した
群馬県北西部にある
草津白根山では、
23日、
600回を
超える
火山性地震を
観測するなど、
活発な
火山活動が
続いています。
気象庁は、「
入山規制」を
示す
噴火警戒レベル「
3」を
継続し、
鏡池付近の
火口からおおむね
2キロの
範囲では
噴火に
伴う
大きな噴
石などに
警戒を
続けるよう
呼びかけています。
群馬県の
北西部にある
草津白根山では、
23日午前10時前に
本白根山の
鏡池付近で
噴火が
発生し、
1キロ
以上離れた
場所まで噴
石が
飛んだことが
確認されました。
気象庁によりますと、草津白根山では噴火直後の23日午前10時から11時までの1時間に火山性地震が159回観測されたあとその後も続き、23日は合わせて625回観測されました。
24日は午前6時までに火山性地震は観測されていないほか、火山性微動も観測されていないということです。
気象庁は、草津白根山では、活発な火山活動が続いていて、今後も噴火が起きるおそれがあるとして、「入山規制」を示す噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、鏡池付近からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う噴石に警戒するよう呼びかけています。
また、気象台の調査では、噴火のあと、火口から北東に8キロほどの群馬県中之条町でも火山灰が降ったのが確認されています。気象庁は、風下側で降る小さな噴石や火山灰、空振=空気の振動、それに火山ガスにも注意するよう呼びかけています。
一方、鏡池付近ではこれまで噴火は想定されておらず、監視カメラなどが設置されていなかったことから、気象庁は、周辺を撮影できる監視カメラを24日にも設置するなど、観測態勢を強化することにしています。