23日夜、
沖縄県渡名喜村のヘリポートにアメリカ
軍のヘリコプターが
緊急着陸しました。
沖縄県内ではヘリコプターが
基地以外の
場所に
緊急着陸するトラブルが
今回も
含めると
今月だけで
3回起きていて、
地元の
反発や
不安の
声は
強まりそうです。
昨夜8時すぎ、
沖縄県渡名喜村の
渡名喜島にある
村が
運営するヘリポートにアメリカ
軍普天間基地に
配備されている
AH1攻撃ヘリコプターが
緊急着陸しました。
緊急着陸したヘリポートからおよそ300メートルのところには、村役場や中学校などがありますが、警察によりますと、住民やヘリコプターの乗員2人にけがなどはないということです。また、視聴者が午後9時半ごろに撮影した写真では、機体の損傷などは確認できません。
沖縄県関係者によりますと、アメリカ海兵隊のポール・ロック准将から富川副知事に電話があり、事実関係について説明があったものの謝罪の言葉はなく、富川副知事は原因を県側に必ず報告するよう求めたということです。
渡名喜村の桃原優村長はNHKの電話取材に対し、「油圧系統のランプが異常を示し、渡名喜島の西側にある入砂島の周辺で演習中だった2機のうち1機が着陸したと報告を受けている。アメリカ軍機によるトラブルや事故が繰り返されていて異常事態だ。日本政府はアメリカに対し、もっと強い姿勢で臨んでほしい」と話しています。
アメリカ軍機をめぐっては、先月、宜野湾市の小学校のグラウンドに大型ヘリコプターから窓が落下する事故が起きたほか、ヘリコプターが基地以外の場所に緊急着陸するトラブルが今回も含めると今月だけで3回起きていて、地元の反発や不安の声は強まりそうです。