東海道新幹線は、
大雪の
影響で
24日夜、ダイヤが
大幅に
乱れ、
在来線などに
乗り継ぎができない
乗客が
相次いだため、
JR東海は、
列車を
休憩用に
開放するいわゆる「
列車ホテル」を
新大阪駅と
名古屋駅、それに
東京駅に
用意し、
合わせて
1900人余りが
車内で
一夜を
明かしました。
東海道新幹線は
24日、
大雪の
影響で
京都府と
愛知県の
間で
大きく
速度を
落として
運転したことからダイヤが
大幅に
乱れました。
JRによりますと、
特に
上りの
新幹線に
影響が
出て、
最大で
3時間20分の
遅れが
出たということです。
このため、在来線や路線バスに乗り継ぎができず目的地に到着できない乗客が相次いだことから、JR東海は、新大阪駅と名古屋駅、それに東京駅にいわゆる「列車ホテル」を用意しました。
このうち名古屋駅では25日午前0時すぎ、16両編成の新幹線の車両をホームに停車させ、乗客に開放しました。大幅に遅れて駅に到着した新幹線の乗客が次々と車両に乗り込み座席を倒して横になる姿が見られました。
JRによりますと、3つの駅で合わせて1918人が車内で一夜を明かしたということです。東海道新幹線は、25日は始発から平常どおり運行する見通しですが、JRは雪の状況によっては、遅れが出るおそれもあるとしています。
ぐったりの乗客たち
京都駅で昨夜9時半ごろに新幹線に乗り、25日午前1時すぎに名古屋駅に着いた40代の男性は「午後10時に着くはずが、3時間も待たされて疲れもたまりました。歩いて帰るにも家は遠いので、途方に暮れています。タクシーを待ちます」と困った様子で話していました。
また、大きなスーツケースを持って名古屋駅に午前2時前に到着した20代の男性は「午後8時半に石川を出て、まさかこんな時間に名古屋に着くとは思わなかったので絶望しました。タクシーも多くの人が並んでていて、あすも仕事なので早く帰りたいです」と話していました。