円盤を持った若い男性の肖像画。これは初期ルネサンスに活躍したイタリアの画家・ボッティチェリが、1480年前後に描いたとされる作品です。
ロイター通信などによりますと、ボッティチェリによる肖像画は十数点しか現存しておらず、なかでも、この作品はルネサンス期の肖像画として最高傑作の1つとされています。
この作品が28日、ニューヨークのオークション「サザビーズ」で9220万ドル、日本円にしておよそ96億円で落札されました。落札者は公表されていませんが、ボッティチェリの作品として史上最高額だということです。