タイ企業のココナツミルク製造にサルが強制的に利用されているなどとの米動物権利擁護団体の調査結果を受け、米小売業大手「ターゲット」がこの製品の販売を中止したことが30日までにわかりました。
同団体「PETA」が声明の中で明らかにしました。PETAはタイ企業の「テパドンポーン・ココナツ」社はサルを搾取しながら、その事実についてうそを付いたと主張しています。
米小売業大手の「コストコ」も昨年10月、問題の「チャオコー・ココナツミルク」を売るのを停止していました。
PETAは調査で、サルは強制的にココナツ収穫に駆り出され、古いタイヤに鎖で縛り付けられ、自分の体よりわずかに大きい檻(おり)の中での生活を強いられていることなどが判明したと指摘します。