栃木県によりますと、
県や
県内25の
市と
町が
共同で
運用する「
栃木県情報セキュリティクラウド」のメール
システムに対して不正アクセスがあり、
外部に
不正なメールを
送信した
痕跡があったとシステムを
運営している
会社から
連絡がありました。
これらのメールは、
▽送信元のアドレスのアットマーク以下が宇都宮市と矢板市のものと同じで、
▽今月18日の午後6時ごろから7時ごろにかけて9万1000件余りが送信されたということです。
県によりますと、送信先の大半は中国やヨーロッパなどの海外のアドレスで、件名には、英語で「問い合わせ」を意味する「Enquiry」や「提案」を意味する「Proposal」といった単語が書かれていたということです。
今のところ自治体の情報が流失するなどの被害は確認されていませんが、運営先の会社が詳しい状況や原因を調査しています。
栃木県は、ウイルスに感染するおそれもあるとして、不審なメールが届いた場合は破棄し、本文中のリンクや添付ファイルは絶対に開かないよう呼びかけています。