激しさを増す戦火から逃れるため、ウクライナからおよそ1100キロの道のりをたった一人で避難した11歳の少年。彼の母親は、体の悪い祖母をおいていくことができず、ウクライナにとどまり、少年を親戚のいる隣国のスロバキアまで避難させたのです。
しかし、ロシア軍の攻撃が激化したため、母親と祖母もスロバキアへの避難を決意。離れ離れになった家族でしたが、16日、少年と母親らが無事に再会できたとスロバキア警察がSNSで報告しました。
しっかりと抱き合う少年と母親。少年からは笑みがこぼれています。
少年の母親:「ゼロから始めなければなりませんが、家族が一緒にいるために避難しました。すべてを失ったけれど、私たちは元気です」