
さらに岸田総理大臣はエマニュエル大使と意見を交わし、「ロシアによる核兵器の使用の可能性が現実の問題として懸念されるが、核兵器を含む大量破壊兵器の使用は絶対にあってはならない。大使に被爆の実相に触れていただいたことは国際社会に強いメッセージを発することになる」と述べました。
これに対しエマニュエル大使は「ロシアの不法な戦争への対応は、アメリカやヨーロッパだけのものではなく全世界的なものだ」と述べました。
岸田総理大臣としては、エマニュエル大使と被爆地・広島で原爆慰霊碑に献花などを行うことで、核兵器のない世界に向けて取り組む姿勢を強調したい考えです。
そのうえで「エマニュエル大使に被爆地を訪問していただき核兵器の実相に触れてもらったことは、国際社会に対して強いメッセージになると期待している。大使の広島訪問は大変有意義なことだ」と述べました。 そして「ウクライナ情勢は、核兵器のない世界を目指すうえでの道のりの険しさを改めて突きつけている。広島出身の総理大臣として世界に向けてしっかり発信しなければならない」と述べました。 また、ウクライナ情勢をめぐり岸田総理大臣は「G7=主要7か国をはじめとする国際社会と協力する形で、強力な対ロ制裁やウクライナや周辺国への支援を進めなければならない。ロシアが国際社会の声に耳を傾けて侵略をやめるよう国際社会と緊密に連携したい」と強調しました。
岸田首相「核兵器の惨禍を二度と繰り返してはならない」









