【速報そくほう中ちゅう】ウクライナからの避難ひなん民みんが日本にっぽんに到着とうちゃく 今後こんごは？

国際こくさい条約じょうやくに基もとづく「難民なんみん」は人種じんしゅや宗教しゅうきょう、政治せいじ的てき意見いけんなどを理由りゆうにその国くににとどまれば迫害はくがいを受うけるおそれがある人ひとたちで、本人ほんにんからの申請しんせいに基もとづいて法務ほうむ大臣だいじんが認定にんていします。

「難民なんみん」に認定にんていされれば

▽定住ていじゅうが認みとめられ永住えいじゅう許可きょかの要件ようけんが緩和かんわされるほか

▽年金ねんきんや児童じどう扶養ふよう手当てあて、健康けんこう保険ほけんなども日本人にっぽんじんと同おなじ条件じょうけんで受うけることができますが

他国たこくからの軍事ぐんじ侵攻しんこうを理由りゆうに避難ひなんする人ひとは日本にっぽんでは一般いっぱん的てきに認定にんていされません。

認定にんていNPO法人ほうじん・難民なんみん支援しえん協会きょうかいによりますと、おととしの各国かっこくの難民なんみん認定にんてい数すうと認定にんてい率りつは

▽ドイツが6万まん3000人にん余あまりで41.7％

▽カナダが1万まん9000人にん余あまりで55.2％

▽フランスが1万まん8000人にん余あまりで14.6％

などとなっています。

一方いっぽう

▽日本にっぽんは47人にん、0.5％で

難民なんみんを支援しえんする団体だんたいなどからは「日本にっぽんは欧米おうべいと比くらべて認定にんていの基準きじゅんが厳きびしすぎる」といった批判ひはんがあります。

出入国しゅつにゅうこく在留ざいりゅう管理かんり庁ちょうは難民なんみん認定にんていが少すくない理由りゆうについて、申請しんせいの中なかに治安ちあんへの不安ふあんや親族しんぞくとのトラブルなど、国際こくさい条約じょうやく上じょうの『難民なんみん』に該当がいとうしないものが多おおいことなどを挙あげています。

ウクライナから避難ひなんした人ひとから難民なんみん申請しんせいがあった場合ばあいの対応たいおうについて政府せいふは「申請しんせい内容ないようを審査しんさしたうえで適切てきせつに認定にんていする。難民なんみんと認みとめられなかった場合ばあいでも人道じんどう上じょうの配慮はいりょが必要ひつようと認みとめられる者ものは在留ざいりゅうを認みとめることになる」としています。

政府せいふは生活せいかつ費ひや医療いりょう費ひの支給しきゅうのほか、必要ひつように応おうじて子こどもの教育きょういくなどにかかる費用ひようも負担ふたんする方向ほうこうで検討けんとうを進すすめていますが、こうした対応たいおうは極きわめて異例いれいです。