野生動物の保護と繁殖に取り組む英領チャネル諸島のジャージー動物園でこのほど、珍しいクロライオンタマリンの赤ちゃんが誕生しました。
同動物園のツイートによると、赤ちゃんは雌で「グレース」と名付けられました。最初は母親にしがみつく力もなく、飼育員らが世話をしました。「今は家族の下で元気に育っている」ということです。
クロライオンタマリンはライオンのようなたてがみが名前の由来ですが、実際は南米原産の小さなサルです。成長しても体重は450~900グラムほどにしかなりません。臀部(ランプ)の鮮やかな色から、「ゴールデン・ランプ・タマリン」とも呼ばれます。
保護団体によると、1920年代には絶滅したとみられていましたが、72年に再び発見されました。