国際原子力機関(IAEA)は10日、ウクライナ当局の話として、チョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所で3週間ぶりに職員の交代が行われたと明らかにしました。
IAEAによれば、人員交代はロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、わずか2度目です。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は、チョルノービリ原発の安全と確実な運用のためには人員交代が重要だと述べました。同原発は、ロシア軍が3月31日に撤退するまで5週間にわたってロシア軍の管理下にありました。
ウクライナはIAEAに対して、放射線監視のための分析実験室が破壊されたほか、分析装置が盗まれたり、破壊されたり、作動しないようにされたりしたと伝えました。