日本新聞: ウクライナへの寄付募る不審メール世界各地で約120万件確認

ウクライナへの寄付きふ募つのる不審ふしんメール世界せかい各地かくちで約やく120万まん件けん確認かくにん

Apr 14, 2022 11:04

Furigana

ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうを受うけたウクライナへの支援しえんの動うごきに便乗びんじょうして、実在じつざいする団体だんたいを装よそおって暗号あんごう資産しさんの寄付きふを募つのるなどの不審ふしんなメールが、これまでに100万まん件けん以上いじょう確認かくにんされたことが、情報じょうほうセキュリティー会社かいしゃの調査ちょうさで分わかりました。

ウクライナの人ひとたちへの支援しえんの輪わに便乗びんじょうして、人々ひとびとの善意ぜんいにつけ込つけこむ不審ふしんなメールやウェブサイトが急増きゅうぞうしています。

情報じょうほうセキュリティー会社かいしゃ「トレンドマイクロ」が分析ぶんせきしたところ、軍事ぐんじ侵攻しんこうの開始かいしから先月せんげつ末まつまでに、実在じつざいする団体だんたいを装よそおってビットコインなど暗号あんごう資産しさんの寄付きふを募つのる内容ないようの不審ふしんなメールが、世界せかい各地かくちでおよそ120万まん件けん確認かくにんされたということです。

また、偽にせの募金ぼきんサイトに誘導ゆうどうする不審ふしんなURLも、およそ1万まん7000件けん確認かくにんされているということです。

なかには、被害ひがいを受うけたとみられる子こどもの写真しゃしんをウェブサイトに掲載けいさいして寄付きふを募つのっているものの、その団体だんたいの存在そんざいが確認かくにんできなかったり、メールの指示しじに従したがうと個人こじん情報じょうほうを盗ぬすみ取とるサイトに誘導ゆうどうされたりするケースなどがあったということです。

トレンドマイクロの岡本おかもと勝之かつゆきさんは「戦況せんきょうが悪化あっかし市民しみんの犠牲ぎせいが増ふえているので、支援しえんを呼よびかける内容ないようだと不審ふしんなメールでも開ひらいてしまう人ひとが多おおいのではないか。募金ぼきんする場合ばあいは届とどいたメールの送信そうしん元もとのアドレスやサイトのURLを確認かくにんし、実在じつざいする団体だんたいか十分じゅうぶん確認かくにんしてほしい」と呼よびかけています。