JR東日本は今月7日から、東京の恵比寿駅にある看板のロシア語の字を紙で隠していました。看板には、地下鉄に乗る人を案内するためにロシア語で「中目黒」や「六本木」と書いてありました。
会社は、ロシアがウクライナに攻撃を始めてから、駅を利用する人から「看板を見ると嫌な気持ちになる」と言われて隠したと説明していました。
しかし、インターネットなどでは、隠すことが差別につながるなどと多くの人が反対しました。このため会社は15日から看板を前のように戻すことを決めました。
JR東日本は「反対する人の意見を聞いて、看板を戻したほうがいいと考えました。差別していると思われるようなことをして申し訳ありません」と話しています。