さらに17
日には、SNSのテレグラムに
メッセージを
投稿し、マリウポリの
守備にあたるウクライナ
側の
部隊に対して、
現地時間の17
日午前6
時、
日本時間の
正午以降、
武装を
解除し
降伏するよう
迫りました。
ロシアのタス通信は、ロシア国防省の高官が、現地時間の17日午後1時、日本時間の午後7時までに、武器を置いて退去するよう、ウクライナ兵に求めたと伝えています。
国防省はSNSの投稿で「武器を置いた者は、全員、命を保証する」としたうえで「キーウの司令部から、そのような命令が来ないことを われわれは理解している。兵士がみずから決断し、武器を置くことを求める」と呼びかけ、マリウポリでの劣勢が伝えられるウクライナ側の兵士の士気を低下させる狙いもあるとみられます。
ウクライナ “死者多数なら停戦交渉中止も”
一方、
これに
先立ち、ウクライナのゼレンスキー
大統領は16
日、「
もしわれわれの
軍が
せん滅されれば、すべての
交渉が
打ち切られるだろう」と
述べ、
今後、ロシア
軍による
攻撃でマリウポリの
部隊に
多数の
死者が
出た
場合には、
停戦交渉の
中止も
辞さない
構えを
強調していて、マリウポリをめぐる
攻防は、
一段と激しさを
増す見通しです。
またゼレンスキー大統領は、「ロシアが核兵器を使うのを、ただ待つべきではない。世界各国は、シェルターなどさまざまな方法で備える必要がある」と述べ、各国に改めて警戒を呼びかけました。
そのうえで「ロシアが核兵器の使用という考えを起こさないよう、交渉を行うとともに、経済に圧力をかけるべきだ。ロシアはどんな兵器でも使いかねない国で、絶対に信用してはいけない」と述べ、制裁のさらなる強化が不可欠だという考えを示しました。