23日の午後、北海道の知床半島を観光する船から「沈みそうだ」と連絡がありました。それからこの船と連絡ができなくなりました。この船には、客が24人と乗員が2人、全部で26人が乗っていました。
海上保安庁などが25日の昼までに、大人10人と子ども1人を見つけました。この11人は亡くなりました。
漁協の人は「船が出発する前に船長に、今日は波が高くなるから行かないほうがいいと言いました。しかし、船長は波が高くなったら戻ると言って、出発してしまいました」と話しています。
海上保安庁などは、半島から14km以上離れた所で見つかった人がいたため、遠くまでさがしています。国の運輸安全委員会が、事故の原因などを調べています。