パキスタン南部の大学で26日、自爆テロとみられる爆発があり、中国人を含む少なくとも4人が死亡しました。反政府武装勢力が犯行声明を出しています。
パキスタン南部の主要都市カラチにある大学で26日、車両が爆発し、地元メディアによりますと、中国人教員を含む少なくとも4人が死亡しました。
パキスタン当局は、自爆テロの疑いが強いとの見方を示したうえで、「ブルカを着た女性が車両に近づき、爆発が起きた」と述べました。
爆発に巻き込まれたパキスタン人の運転手も死亡したということです。
今回の事件を受け中国外務省は27日、「このテロを強く非難し怒りを表明する」との声明を発表。「中国人の血を無駄に流すわけにはいかない。この事件の背後にいる者は必ずや代償を払うことになるだろう」としています。パキスタン側に対しては重大な懸念を伝え、事件の徹底的な捜査と犯人の検挙を求めたということです。
南西部のバルチスタン州の独立を主張するバルチ解放軍が犯行声明を出しています。