【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（5月7日の動き） - Easy News

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなどウクライナ情勢じょうせいをめぐる5月つき7日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

国連こくれん安保理あんぽり議長ぎちょう声明せいめいを採択さいたくロシア含ふくめ全会ぜんかい一致いっち

ウクライナ情勢じょうせいをめぐり国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこう以降いこう、初はじめて議長ぎちょう声明せいめいを採択さいたくし、平和へいわ的てきな解決かいけつ策さくを探さぐるグテーレス事務じむ総長そうちょうの努力どりょくを強つよく支持しじすると表明ひょうめいしました。グテーレス事務じむ総長そうちょうはロシアとウクライナを相次あいついで訪おとずれるなど仲介ちゅうかい外交がいこうを進すすめていて、今後こんご、具体ぐたい的てきな成果せいかにつながるかが焦点しょうてんです。

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ウクライナからポーランドへの避難ひなん者しゃ 3割わりちかくが帰国きこくか

4月つき24日にちまでの2か月かげつ間かんに、ウクライナから隣国りんごくポーランドに避難ひなんしたおよそ294万まん人にんのうち、3割わりちかくにあたるおよそ85万まん人にんが帰国きこくしていたことがポーランド当局とうきょくへの取材しゅざいでわかりました。

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米べいウクライナに1億おく5000万まんドル相当そうとうの追加ついかの軍事ぐんじ支援しえん

アメリカのバイデン政権せいけんは6日にち、ロシアと戦闘せんとうを続つづけるウクライナに対にたいし新あらたに1億おく5000万まんドル、日本にっぽん円えんにしておよそ195億おく円えん相当そうとうの追加ついかの軍事ぐんじ支援しえんを行おこなうと発表はっぴょうしました。

▼りゅう弾だん砲ほうの砲弾ほうだん2万まん5000発はつのほか、▼移動いどう式しきレーダーシステム、▼電波でんぱ妨害ぼうがい装置そうちなどを供与きょうよするとしています。

国務省こくむしょうによりますと、アメリカによる軍事ぐんじ支援しえんはことし2月つき下旬げじゅんにロシアが軍事ぐんじ侵攻しんこうを開始かいしして以降いこう、合あわせておよそ38億おくドルに上のぼるということです。

また国防こくぼう総省そうしょうのカービー報道ほうどう官かんは6日にちの記者きしゃ会見かいけんでアメリカが供与きょうよしたりゅう弾だん砲ほうについて、6日にちまでにウクライナ軍ぐんの兵士へいし220人にん以上いじょうが訓練くんれんを終おえ、現在げんざいも150人にん以上いじょうが訓練くんれんを行おこなっているほか、移動いどう式しきレーダーシステムについても兵士へいし15人にんが使い方つかいかたの訓練くんれんを終おえたと明あきらかにしました。

カービー報道ほうどう官かんはウクライナ東部とうぶでは、ロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんの間まで激はげしい砲撃ほうげき戦せんが起おきているほか、制空権せいくうけんをめぐる攻防こうぼうも続つづいているとしたうえで、戦況せんきょうに応おうじて今後こんごも支援しえんを行おこなっていく考かんがえを強調きょうちょうしました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「すべての『橋はし』が壊こわされたわけではない」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは6日にち、イギリスの王立おうりつ国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょのオンラインイベントに参加さんかし「マリウポリは決けっして降伏ごうぶくしない。ただ、まちの建物たてものは完全かんぜんに破壊はかいされてしまった」と述のべました。

そして「唯一ゆいいつ残のこされたアゾフスターリ製鉄せいてつ所しょから市民しみんをできるかぎり避難ひなんさせている。もしロシア軍ぐんが市民しみんやけが人けがにんなどを殺害さつがいすればこれ以上いじょうの交渉こうしょうを行おこなうことはできない」と述のべ、ロシア側がわをけん制けんせいしました。

そのうえで、停滞ていたいしているロシアとの停戦ていせん交渉こうしょうについては「最低さいていでも侵攻しんこう前まえの2月つき23日にちの状況じょうきょうに戻もどし、兵士へいしを撤退てったいさせることだ。通常つうじょうなら、そうした状況じょうきょうで初はじめて交渉こうしょうを始はじめられるが、ロシア側がわにしてみれば撤退てったいするためには何なにかを言いう必要ひつようがあるのだろう。まだすべての『橋はし』が壊こわされたわけではない」と述のべ、双方そうほうにとって交渉こうしょうの再開さいかいが必要ひつようだという考かんがえを示しめしました。

ウクライナ副ふく首相しゅしょう「製鉄せいてつ所しょから50人にん避難ひなん」

ウクライナのベレシチュク副ふく首相しゅしょうは6日にち、ロシア軍ぐんに包囲ほういされている東部とうぶマリウポリのアゾフスターリ製鉄せいてつ所しょからの市民しみんの避難ひなん状況じょうきょうについて「きょう、女性じょせいと子こども、それに高齢こうれい者しゃ合あわせて50人にんを避難ひなんさせ、あすの朝あさも避難ひなん活動かつどうを続つづける。しかし、ロシア軍ぐんは停戦ていせん合意ごういに常つねに違反いはんしていたため、避難ひなんに時間じかんがかかった」とSNSに投稿とうこうし、ロシア軍ぐんが避難ひなんを妨害ぼうがいしたと批判ひはんしました。

一方いっぽう、ロシア国防省こくぼうしょうも6日にち、声明せいめいを発表はっぴょうし「アゾフスターリ製鉄せいてつ所しょでウクライナの民族みんぞく主義しゅぎ者しゃが拘束こうそくしていた民間みんかん人じんを避難ひなんさせる作戦さくせんが実施じっしされた。11人にんの子こどもを含ふくむ50人にんが救出きゅうしゅつされた」と明あきらかにしました。

ハンガリー首相しゅしょう “ロシアから石油せきゆ輸入ゆにゅう年内ねんない禁止きんしの制裁せいさい案あんに反対はんたい”

EU＝ヨーロッパ連合れんごうが発表はっぴょうしたロシアからの石油せきゆの輸入ゆにゅうを年内ねんないに禁止きんしする制裁せいさい案あんについて、加盟かめい国こくの1つ、ハンガリーの首相しゅしょうは「ハンガリー経済けいざいに核かく爆弾ばくだんを落おとすようなものだ」などと述のべ、経済けいざい的てき影響えいきょうの大おおきさから反対はんたいする姿勢しせいを示しめしました。

ハンガリーのオルバン首相しゅしょうは6日にち、地元じもとラジオ局きょくに出演しゅつえんし、石油せきゆの輸入ゆにゅう量りょうのおよそ65％をロシア産さんが占しめるとして、ほかの産地さんちのもので代替だいたいするには製油せいゆ所しょの改修かいしゅうに巨額きょがくの費用ひようが必要ひつようになると説明せつめいしました。

そのうえで、石油せきゆの価格かかくも上昇じょうしょうするなどとして「EUの制裁せいさい案あんはハンガリー経済けいざいに核かく爆弾ばくだんを落おとすようなもので、受け入うけいれることはできない」と述のべ、反対はんたいする姿勢しせいを示しめしました。

エネルギー面めんでロシアに大おおきく依存いぞんするハンガリーは石油せきゆなどの制裁せいさいには当初とうしょから難色なんしょくを示しめしていて、ロイター通信ろいた-つうしんは、EUが来年らいねん末まつまでの猶予ゆうよ期間きかんを検討けんとうしているとも伝つたえています。

しかし、オルバン首相しゅしょうは、ロシアへの依存いぞんから抜け出ぬけだすには5年間ねんかんは必要ひつようだと主張しゅちょうし「EUとの協力きょうりょくと対話たいわに関心かんしんはあるが、それはわれわれの事情じじょうが考慮こうりょされてこそ、可能かのうになる」と述のべ、歩み寄あゆみよりを求もとめました。

EUによる制裁せいさいの実行じっこうにはすべての加盟かめい国こくの同意どういが必要ひつようですが、同おなじようにロシアに依存いぞんするチェコやスロバキアも猶予ゆうよ期間きかんを求もとめているとされ、調整ちょうせいは難航なんこうも予想よそうされます。

アゾフ大隊だいたい「市民しみんを避難ひなんさせるための車くるまロシア軍ぐんが攻撃こうげき」

ウクライナ東部とうぶの要衝ようしょうマリウポリのアゾフスターリ製鉄せいてつ所しょで今いまも数すう百ひゃく人にんの市民しみんが取り残とりのこされていると見みられる中なか、製鉄せいてつ所しょを拠点きょてんとしているウクライナの「アゾフ大隊だいたい」は6日にち、SNSに「市民しみんを避難ひなんさせるための車くるまをロシア軍ぐんが攻撃こうげきし、兵士へいし1人にんが死亡しぼうし、6人にんがけがをした。ロシア軍ぐんはすべての合意ごういを破やぶり、避難ひなんする市民しみんの安全あんぜんを守まもっていない」と投稿とうこうしました。

アゾフスターリ製鉄せいてつ所しょをめぐり、ロシア国防省こくぼうしょうは5日にちから7日にちまでの3日間にちかん、一時いちじ的てきに戦闘せんとうを停止ていしし、市民しみんが避難ひなんするための「人道じんどう回廊かいろう」を設置せっちすると発表はっぴょうしましたが、「アゾフ大隊だいたい」は破壊はかいされた車くるまの写真しゃしんやけがをした兵士へいしと見みられる動画どうがを投稿とうこうし、ロシア軍ぐんが市民しみんの避難ひなんを妨害ぼうがいしていると批判ひはんしています。

ドイツウクライナへりゅう弾だん砲ほう7両りょう供与きょうよへ

ドイツのランブレヒト国防こくぼう相しょうは6日にち、ウクライナへの軍事ぐんじ支援しえんとして、遠距離えんきょりからの砲撃ほうげきが可能かのうな自じ走はし式しきのりゅう弾だん砲ほう7両りょうを供与きょうよすると明あきらかにしました。

ドイツ軍ぐんによりますと、りゅう弾だん砲ほうの射程しゃていは30キロで、弾薬だんやくによっては40キロの距離きょりからも届とどくということです。

これに合あわせ、来週らいしゅうからドイツ国内こくないでウクライナ軍ぐんの関係かんけい者しゃに対にたいし、りゅう弾だん砲ほうを扱あつかう訓練くんれんを始はじめるとしています。

ランブレヒト国防こくぼう相しょうは「残忍ざんにんな侵略しんりゃく戦争せんそうに勇敢ゆうかんに立ち向たちむかい、成功せいこうを収おさめているウクライナとの連帯れんたいを続つづける」と述のべ、ウクライナを支援しえんする姿勢しせいを強調きょうちょうしました。

ドイツは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうを受うけ、それまで慎重しんちょうだった紛争ふんそう地ちへの武器ぶきの供与きょうよについて方針ほうしんを転換てんかんし、ウクライナへの対たい戦車せんしゃ兵器へいきや携帯けいたい型がたの地ち対空たいくうミサイル「スティンガー」などの供与きょうよを発表はっぴょうしました。

現地げんちで市民しみんの深刻しんこくな被害ひがいが明あきらかになってからは、より強力きょうりょくな兵器へいきを送おくるべきだという声こえが議会ぎかいなどで上あがり、4月つき下旬げじゅんには「対空たいくう戦車せんしゃ」と呼よばれる自じ走はし式しきの対空たいくう砲ほうの供与きょうよも発表はっぴょうしました。