中国は、
建設中の
独自の
宇宙ステーションに
物資を
運ぶため
無人の
貨物船を
打ち上げ、
宇宙ステーションの
基幹と
なる施設とのドッキングに
成功したと
発表しました。
中国は29日夜、建設中の独自の宇宙ステーションに物資を運ぶための無人の貨物船、「天舟2号」を搭載したロケットを打ち上げました。
中国の宇宙当局によりますと「天舟2号」は日本時間の30日午前6時すぎ、宇宙ステーションの基幹となる施設「天和」とのドッキングに成功したということです。
「天舟2号」は、長さが10メートル余り、直径が最大でおよそ3.3メートルで、6トン余りの物資を運搬することができ、今回は宇宙飛行士の生活必需品や船外で活動するための宇宙服などを載せていたということです。
中国は、独自の宇宙ステーションを来年ごろまでに完成させるとしていて、来月にも3人の宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船を打ち上げる予定です。
中国は世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」を目指し、去年、無人の月面探査機で月の岩石を採取して地球に持ち帰ったほか、今月には火星に探査機を着陸させて調査を行うなど、活動を加速させています。