中国の宇宙飛行士2人が17日、9時間の船外活動を完了しました。これは2001年に米国が樹立した世界最長の船外活動記録を破る数字で、同国の野心的な宇宙計画における新たな節目となりました。
中国有人宇宙プロジェクト弁公室(CMSA)によると、「神舟19号」の乗組員、蔡旭哲氏と宋令東氏は北京時間午後10時ごろ、9時間の船外活動を終えました。
米航空宇宙局(NASA)によると、これまでの最長記録は米国の宇宙飛行士2人が01年3月12日に打ち立てた8時間56分でした。
中国は、米国を含む各国が科学的利益だけでなく、資源や国家安全保障の観点からも関心を高めている宇宙分野で主要なプレーヤーとして地位を確立するため多大な努力を重ねています。