カンボジアの荒れ地をリードをつけて動き回っているのは“地雷探知ネズミ”として活躍するアフリカオニネズミの「マガワ」です。マガワを育てたアフリカの団体「APOPO」によりますと、地雷探知ネズミは9か月のトレーニングで火薬の臭いを覚え、鋭い嗅覚を活かして地中の地雷などを発見します。
ネズミは体が小さいため地雷を爆発させずに探知することができ、人間が行えば探知に最大4か月かかる範囲もネズミなら30分で終えられるということです。マガワは5年間で、71個の地雷と38発の不発弾を発見し、東京ドームおよそ5個分の土地を人々が住める状態にしてきました。
多くの人の命を救ったとして去年イギリスの団体に表彰もされましたが、今年8歳を迎えるマガワは動きが鈍くなってきたため、今月いっぱいで引退。