Japanese News: 小平奈緒さん引退会見「ジェットコースターのような日々」

小平こだいら奈緒なおさん引退いんたい会見かいけん「ジェットコースターのような日々ひび」

Oct 27, 2022 16:10

Furigana

ピョンチャンオリンピックのスピードスケート、女子じょし500メートルの金きんメダリストで、今月こんげつ22日にちに現役げんえき最後さいごのレースを終おえた小平こだいら奈緒なお選手せんしゅが引退いんたい会見かいけんを開ひらき、「山やまあり谷たにありのジェットコースターのような日々ひびだった」と競技きょうぎ人生じんせいを振り返ふりかえりました。

長野ながの県けん出身しゅっしんで36歳さいの小平こだいら選手せんしゅは、現役げんえき最後さいごのレースとして今月こんげつ22日にち、全日本ぜんにほん距離きょり別べつ選手権せんしゅけんの女子じょし500メートルに出場しゅつじょうし、大会たいかい8連覇れんぱを果はたしました。

27日にちは午後ごごから都内とないで会見かいけんを開ひらき、改あらためて現役げんえき引退いんたいを報告ほうこくするとともに、今後こんごの活動かつどうなどについて報道ほうどう陣じんの質問しつもんに答こたえました。

この中なかで小平こだいら選手せんしゅは、現役げんえき最後さいごのレースについて「夢ゆめのような空間くうかんだったので、毎朝まいあさほっぺたをつねって現実げんじつだったんだと確認かくにんしている。あの場ばにいたすべての人ひとがあの空間くうかんを作り出つくりだしてくれていたと思おもうと、今いまも心こころが震ふるえている」と心境しんきょうを話はなしました。

そして、競技きょうぎ人生じんせいについて、「山やまあり谷たにありのジェットコースターのような日々ひびだった。1度ども後うしろを振り返ふりかえらず、常つねに前まえを向むいてこられた。つらかったことはないと言いうと、うそになるが、最後さいごのレースの1日にちで、きれいになった」と振り返ふりかえりました。

4回かい出場しゅつじょうしたオリンピックについては、「私わたしは確たしかにそこで成長せいちょうさせてもらった。利用りようされるものではなく、純粋じゅんすいに世界せかいを明あかるくし、人ひとと人ひとをつなぐものであってほしい」と率直そっちょくな思おもいを語かたりました。

今後こんごについては、出身しゅっしん大学だいがくである信州しんしゅう大学だいがくの特とく任にん教授きょうじゅに就任しゅうにんし、来年らいねん1月つきから授業じゅぎょうを行おこなう予定よていだということで、「私わたしに授業じゅぎょうができるのか不安ふあんはあるが、学生がくせいとともに考かんがえられる授業じゅぎょうができれば、いいものになると思おもう」と話はなしていました。