軽乗用車には複数の人物が乗っていて、バイクが盗まれた翌日には福岡県に戻っていたということで、警察は入念に準備をしていたとみて、容疑者以外に事件に関与した人物がいないか調べています。
田中容疑者は29日午後、検察庁に送られましたが、この際、車などに乗せて身柄を検察庁に送るのではなく、検察官が警察署に出向くという特別な対応を取りました。
暴力団幹部のため、襲撃など不測の事態に備えた異例の対応だということです。
平成25年に「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて死亡した事件で、警察は28日、特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部、田中幸雄容疑者(56)を殺人などの疑いで逮捕しました。
事件のあと、現場から1.5キロほど離れた場所で田中容疑者が逃走に使ったとみられる盗難バイクが見つかっていますが、防犯カメラの映像などからこのバイクの盗難に複数の人物が関わっていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
軽乗用車には複数の人物が乗っていて、バイクが盗まれた翌日には福岡県に戻っていたということで、警察は入念に準備をしていたとみて、容疑者以外に事件に関与した人物がいないか調べています。
田中容疑者は29日午後、検察庁に送られましたが、この際、車などに乗せて身柄を検察庁に送るのではなく、検察官が警察署に出向くという特別な対応を取りました。
暴力団幹部のため、襲撃など不測の事態に備えた異例の対応だということです。