Japanese News: ライトフライ級王座統一戦寺地が日本選手対決制し2団体統一

ライトフライ級きゅう王座おうざ統一とういつ戦せん寺地てらちが日本にっぽん選手せんしゅ対決たいけつ制せいし2団体だんたい統一とういつ

Nov 1, 2022 23:11

Furigana

プロボクシングライトフライ級きゅうの王座おうざ統一とういつ戦せんが行おこなわれ、WBCチャンピオンの寺地てらち拳けん四朗しろう選手せんしゅがWBAスーパーチャンピオンの京口きょうぐち紘ひろし人じん選手せんしゅに第だい7ラウンド、テクニカルノックアウト勝がちし、2団体だんたい統一とういつを果はたしました。

WBC＝世界せかいボクシング評議ひょうぎ会かいチャンピオンの寺地てらち選手せんしゅとWBA＝世界せかいボクシング協会きょうかいスーパーチャンピオンの京口きょうぐち選手せんしゅは、11月つき1日にち夜よる、さいたま市しで2団体だんたいの王座おうざ統一とういつ戦せんに臨のぞみました。

日本にっぽん選手せんしゅどうしの統一とういつ戦せんは、ミニマム級きゅうのWBAチャンピオンだった八重樫やえがし東ひがし選手せんしゅとWBCチャンピオンだった井岡いおか一はじめ翔しょう選手せんしゅの統一とういつ戦せん以来いらい、10年ねんぶり2回かい目めで注目ちゅうもくの試合しあいとなりました。

試合しあいは寺地てらち選手せんしゅが序盤じょばんから左ひだりのジャブなどを的確てきかくに当あてて流ながれを作つくり、第だい5ラウンド、強烈きょうれつな右みぎのパンチで京口きょうぐち選手せんしゅからダウンを奪うばいました。

その後そのご立ち上たちあがった京口きょうぐち選手せんしゅをロープ際ぎわに追い込おいこんでラッシュをかけましたが、逆ぎゃくに京口きょうぐち選手せんしゅから攻め込せめこまれ足元あしもとをぐらつかせるなど激はげしい打ち合うちあいとなりました。

そして第だい7ラウンド、寺地てらち選手せんしゅの右みぎストレートが入はいり、京口きょうぐち選手せんしゅが倒れ込たおれこんだところでレフェリーが試合しあいを止とめ寺地てらち選手せんしゅがテクニカルノックアウト勝がちで、2団体だんたい統一とういつを果はたしました。

寺地てらち選手せんしゅはアマチュア選手せんしゅだった学生がくせい時代じだい、京口きょうぐち選手せんしゅと4回かい対戦たいせんし3勝しょう1敗はいと勝ち越かちこしていて、今回こんかいもその強つよさを示しめした形かたちとなりました。

また、この統一とういつ戦せんに先立さきだって同おなじライトフライ級きゅうの岩田いわた翔しょう吉よし選手せんしゅがWBO＝世界せかいボクシング機構きこうのチャンピオンでプエルトリコのジョナサン・ゴンサレス選手せんしゅとのタイトルマッチに挑いどみました。

岩田いわた選手せんしゅは序盤じょばんはボディーへのパンチを決きめていましたが決定けってい的てきな場面ばめんは作つくれず、判定はんてい負まけで初はじめての世界せかい戦せんを勝利しょうりで飾かざることはできませんでした。

寺地てらち「自信じしんはあった本当ほんとうに幸しあわせ」

試合しあい後ご、寺地てらち拳けん四朗しろう選手せんしゅは「充実じゅうじつした練習れんしゅうをさせてもらって勝かつ自信じしんはあった。ひと言ひとことで言いうと本当ほんとうに幸しあわせだ」と喜よろこびを話はなしました。

また、対戦たいせん相手あいての京口きょうぐち紘ひろし人じん選手せんしゅについて「本当ほんとうに強つよい相手あいてだったので少すこし焦あせった。プレッシャーは強つよかった。でも右みぎの強つよいパンチを使つかいながら距離きょりを取とれたので勝かてる自信じしんはあった」と振り返ふりかえりました。

また、最初さいしょのダウンを奪うばいながら反撃はんげきを受うけた第だい5ラウンドについては「結構けっこう手応てごたえがあったのであそこでまとめたらいけるのではないかと甘あまい考かんがえが出でてしまった。その辺あたりは本当ほんとうに反省はんせい点てんだ」と振り返ふりかえりました。

そしてWBO＝世界せかいボクシング機構きこうライトフライ級きゅうチャンピオンで1日にち、2回かい目めの防衛ぼうえいを果はたしたプエルトリコのジョナサン・ゴンザレス選手せんしゅに対にたいして「試合しあい前まえにゴンザレス選手せんしゅとぜひ勝かって統一とういつ戦せんをやろうと話はなしていたので実現じつげんに近ちかづいたと思おもっている。次つぎ、やりましょう」と話はなし、3団体だんたい統一とういつチャンピオンに向むけて意欲いよくを見みせました。

京口きょうぐち「悔くやしい気持きもちでいっぱい」

寺地てらち拳けん四朗しろう選手せんしゅに敗やぶれた京口きょうぐち紘ひろし人じん選手せんしゅは「ファンには楽たのしんでもらえたとは思おもうが悔くやしい気持きもちでいっぱいだ。やりきったというか、自分じぶんの力ちからは出だしきれたのかなと思おもう」とプロで初はつの敗戦はいせんとなった試合しあいを振り返ふりかえりました。

また、寺地てらち選手せんしゅについては「ジャブは戦たたかう前まえから評価ひょうかが高たかく、試合しあいに向むけて調整ちょうせいしてきたが思おもった以上いじょうに強つよいジャブだった。肌はだで強つよさを感かんじた」と話はなしました。