トランプ氏しをモチーフにしたTシャツてぃ-しゃつや帽子ぼうし、マグカップが売れ筋うれすじです。

その中なかでも人気にんきを集あつめているのが、こちら。

トランプ氏しを応援おうえんするマグネットを買かいに来きた男性だんせい

「中間ちゅうかん選挙せんきょは共和党きょうわとうの大だい勝利しょうりだと予想よそうしている。トランプ氏しの立候補りっこうほ表明ひょうめいは年明としあけではないか。レーガン氏しに匹敵ひってきする大統領だいとうりょうだ」

「2020年ねん以降いこうもトランプ人気にんきは衰おとろえずむしろ上昇じょうしょうしている。この2年間ねんかんの政治せいじはひどいと思おもっている多おおくの人ひとがカムバックを望のぞんでいる」

中間ちゅうかん選挙せんきょでは、接戦せっせん州しゅうの共和党きょうわとう候補こうほの応援おうえんで各地かくちを飛び回とびまわり、次世代じせだいの保守ほしゅ政治せいじ家かとして全米ぜんべいに人気にんきが広ひろがっています。

一躍いちやく、知名ちめい度どを広ひろげたのが新型しんがたコロナウイルスへの対応たいおうでした。

感染かんせん拡大かくだいが続つづく中なか、経済けいざい回復かいふくを目指めざして州しゅう内ないの規制きせいをいち早いちはやく解除かいじょ。

その後そのごも学校がっこうでのマスク着用ちゃくようの義務ぎむ化かにも反対はんたいするなど、注目ちゅうもくを集あつめました。

デサンティス氏し本人ほんにんは次つぎの大統領だいとうりょう選挙せんきょへの対応たいおうについて口くちを閉とざしていますが、トランプ氏しから離はなれた共和党きょうわとう支持しじ者しゃを取り込とりこみ、支持しじを広ひろげています。

「トランプ氏しが実行じっこうした多おおくの政策せいさくが好すきだが、彼かれはあまりにも対立たいりつを呼び起よびおこしている。デサンティス氏しはトランプ氏しよりも、大おおきな分断ぶんだんは生うまないと思おもう。私わたしは2人にんの中なかだったらデサンティス氏しを支持しじする」

デサンティス氏しはかつて、トランプ氏しの盟友めいゆうとも言いわれましたが、今回こんかいの中間ちゅうかん選挙せんきょではトランプ氏しに支援しえんを求もとめず、距離きょりをとる動うごきを見みせています。

トランプ氏しも、デサンティス氏しの動うごきを警戒けいかいしていると伝つたえられ、2年ねん後ごを見据みすえたせめぎ合あいが早はやくも始はじまっています。

ただ民主みんしゅ党内とうないにバイデン大統領だいとうりょうに代かわる有力ゆうりょくな候補こうほ者しゃがいるかというと難むずかしいところです。

本来ほんらいであれば、ハリス副ふく大統領だいとうりょうが最もっとも有力ゆうりょくな後継こうけい者しゃになるはずですが、支持しじ率りつが低迷ていめいしていて、ハリス氏しを推おす声こえはあまり聞きかれません。

また対たいする共和党きょうわとうのトランプ氏しが再ふたたび立候補りっこうほするかどうかも影響えいきょうしそうです。

バイデン大統領だいとうりょうは先月せんげつ、CNNテレビに対にたいするインタビューの中なかで、中間ちゅうかん選挙せんきょが終おわるまでは次つぎの大統領だいとうりょう選せんについて決断けつだんしないと言いいながらも「トランプ氏しには再ふたたび勝かてる」と自信じしんを見みせています。

共和党きょうわとう内ないでいまだに影響えいきょう力りょくを持もつトランプ氏しについて「民主みんしゅ主義しゅぎを脅威きょういにさらしている」と激はげしく非難ひなんしていて、トランプ氏しの動向どうこうもにらみながら立候補りっこうほについて決きめるものと思おもわれます。

結果けっか次第しだいではアメリカ政治せいじが停滞ていたいし、国際こくさい秩序ちつじょにも影響えいきょうを与あたえかねない重要じゅうような節目ふしめにあると思おもいます。

仮かりに民主みんしゅ党とうが上下じょうげ両院りょういんのいずれかでも議席ぎせきを減へらし主導しゅどう権けんを奪うばわれれば、大統領だいとうりょうの政党せいとうと議会ぎかいの多数たすう派はの政党せいとうが異ことなるいわゆるねじれの状態じょうたいになり政策せいさくの遂行すいこうが難むずかしくなるからです。

歴代れきだい政権せいけんを見みてみると、実じつはねじれの状態じょうたいというのは決けっして珍めずらしくありません。

しかし近年きんねんアメリカの政治せいじや社会しゃかいの分断ぶんだんは加速かそくしていて、与野党よやとうの調整ちょうせいは難むずかしくなっているのが実情じつじょうです。

外交がいこうを巡めぐっては、すでに共和党きょうわとうの指導しどう部ぶからウクライナへの支援しえんのあり方ありかたを見直みなおすとも受け止うけとめられる発言はつげんが出でていて、共和党きょうわとうが多数たすう派はを奪還だっかんした場合ばあいの議論ぎろんの行方ゆくえも注目ちゅうもくされます。

アメリカは、日本にっぽんの唯一ゆいいつの同盟どうめい国こくです。

しかしそのアメリカの政治せいじは、今いま、揺れ動ゆれうごいています。

民主党みんしゅとうと共和党きょうわとうの分断ぶんだんはかつてなく深ふかまり、敵意てきいさえ生しょうじる事態じたいです。

民主みんしゅ主義しゅぎの象徴しょうちょうとも言いわれる連邦れんぽう議会ぎかいが去年きょねん、襲おそわれた事件じけんは記憶きおくに新あたらしいと思おもいます。

そして、それが同盟どうめい国こく日本にっぽんにも安心あんしん感かんを与あたえてきました。

しかし、今いまやアメリカ政治せいじの分断ぶんだんは、外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょうの問題もんだいでも対立たいりつを招まねくほど深刻しんこくさが増ましてきています。

その一方いっぽうで、隣国りんごくに軍事ぐんじ侵攻しんこうしたロシア、強権きょうけん化かする中国ちゅうごくなど日本にっぽんを取り巻とりまく安全あんぜん保障ほしょう環境かんきょうは悪化あっかしています。

中間ちゅうかん選挙せんきょ後ごも政治せいじ的てきな混迷こんめいが続つづくと見みられるアメリカとどのように付き合つきあっていくのか、大おおきな課題かだいが日本にっぽんに突つきつけられているように思おもえます。