「ランサムウエア」と
呼ばれる
身代金要求型のウイルスによるサイバー
攻撃を
受け、
診療に
大きな影響が
出ている
大阪市の「
大阪急性期・
総合医療センター」は、
患者の
給食を
納入している
事業者からウイルスが
侵入した
可能性が
高いことを
明らかにしました。
これは大阪急性期・総合医療センターの岩瀬和裕病院長らが7日、記者会見して明らかにしました。
それによりますと、サイバー攻撃を受けて政府から派遣された専門チームが調査した結果、患者の給食を納入している大阪 堺市の事業者から、病院のサーバーに不正なアクセスが大量に確認され、この事業者のデータセンターも病院と同じように「ランサムウエア」に感染していることがわかったということです。
この事業者のデータセンターのセキュリティーは古いバージョンのままだったということで、病院ではこの事業者のシステムからウイルスが侵入した可能性が高いとしています。
病院によりますと、ウイルスへの感染が確認されたサーバー31台とつながっている端末などが、病院全体の半数以上にあたる1300台近くあるということで、病院では来年1月の完全復旧に向けてシステムを再構築することにしています。