エジプトのシーシ大統領は、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が同国で開幕したことに合わせて演説し、ロシアとウクライナとの戦争を終結するよう呼び掛けました。
シーシ大統領は「ロシアとウクライナの戦争のために全世界が苦しんでいる。この戦争を止めなければならない」と述べました。
COP27はエジプトのシャルムエルシェイクで開催されています。約200カ国から担当者が参加し、2週間にわたって、気候危機による最悪の事態を防ぐために、将来のクリーンエネルギーについて協議を行います。
シーシ大統領は、世界各国の首脳に対して、排出量をどのようにして削減するのか明確にするため、さらなる措置と行動に早急に取り組むよう求めました。そうすることで、気候変動の課題に立ち向かうための十分な資金を拠出するようステークホルダー(利害関係者)に促せるとしました。
シーシ大統領は、将来の世代のためにも、傍観したり、ためらったりする時間はないと訴えました。